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行政書士って何する人?

「行政書士」とはなんの仕事をしている人か知っている人は多くはないかもしれません。

「弁護士」は裁判や法律全般の専門家、「税理士」は税金の専門家、「社会保険労務士」は年金や医療の保険など社会保険と労働条件などに関する専門家、「一級建築士」は建築関係の専門家などなど、だいたい資格名を聞くと仕事の内容がわかる場合が多いです。行政書士は名称だけでは仕事の中身がわかりづらいと思われるのが一般的ではないでしょうか。

 行政書士会のキャッチフレーズは

「行政書士は頼れる街の法律家
 行政書士は様々な許認可や届け出、遺言や相続、契約などの相談から書類作成まで 全力でサポートします!」

となっています。

行政書士の規定

行政書士法では次のように規定されています。

「第一条の二 行政書士は他人の依頼を受けて報酬を得て、官公所に提出する書類その他権利義務又は事実証明に関する書類(実地調査に基づく図面類を含む。)を作成することを業とする。

2 行政書士は前項の書類の作成であっても、その業務を行うことが他の法律において制限されているものについては、業務を行うことができない。」

 「第一条の二」の最初の「官公所に提出する書類」は、市役所・都道府県関係・国関係の役所などに提出する書類(許可・認可に関する書類などが多いようですがそれだけではありません)で、これは行政書士の独占業務です。

 「「2」の意味は、分かりやすく言えば、弁護士・税理士・社会保険労務士等他の士業の独占業務は行政書士は行えないということです。それ以外は行政書士の独占業務ということです。
 いくつか例を示させていただくと、税金の申告書作成は税理士さんの独占業務ですが、会計業務は行政書士もできます。法人の登記は司法書士の独占業務ですが、法人設立に必要な定款や議事録の作成は行政書士の仕事です(司法書士さんも登記に伴うものとしては作成できます)。年金や社会保険及び雇用・労働関係は社会保険労務士の仕事ですが、従業員9人以下の就業規則作成などは行政書士もできます。

 まことに入り組んでいてわかりにくく、当事者の士業の方々でなければ判断できないことも少なくないと思います。相談する方は、とりあえず「この人に聞けばわかるかな」と思われるお知り合いの士業の方になんでも聞いてみることをお勧めします。

一番わかりにくいのは行政書士と弁護士さんとの関係で議論も多いようです。

専門家の大学教授の文章を引用させていただきます。

「たとえば交通事故示談にあって、加害者側が自己責任を頑なに否認しているのに対して責任追及的に交渉し賠償金を一方的に請求することは、裁判所での「調停」(民事調停法2条、33条の2)の代理と同質的なので弁護士業務に属しよう。それに対し自己責任を自認する加害者と過失割合や賠償金額等の“話し合い・協議”を被害者から受任した範囲で代理し、合意の示談書をまとめて自賠責保険支払い請求につなげることは、行政書士の合法的な契約締結代理業務に当たろう。また、遺産分割協議においても、相続人間に調停・訴訟の因をなす紛争状態があれば行政書士は代理介入できないが、助言説得を含め相続人間の合意形成をリードし、分割協議をまとめる代理行為は合法であって、そうした場合、両当事者や複数当事者の代理を務めて契約書・協議書を作成することも民法108条の双方代理に触れないものとも解されよう。なお、内容証明郵便送付の可否は、文書内容による。」

(新7版「行政書士法コンメンタール」東京都立大学名誉教授・法学博士・兼子仁著p50)

 この先生のこの本は「行政書士へのエールも含め書かれている」という評価もあるようです。けれど実際、行政書士の仕事は単純な書類の提出代行(それ自体はとっても大切な行政書士の仕事です)もありますし、難しい問題を解きほぐして作成する書類の作成もあります。法律で規定された業務範囲はあまりに広く、それぞれの行政書士の方々は、なんらかの専門分野を決めて業務に当たられている場合がほとんどです。しかし全体的に言えることは、なんらかの解決しなければならない法的問題又は行政手続的問題を抱えた依頼者の方にたいし、問題点を整理してごいっしょに解決の道筋を明らかにし、解決していくのが行政書士の書類作成と提出代行・代理とその相談業務なのだと思います。

 行政書士会の研修である行政書士の大先輩の方がこのような趣旨のことを言われておられました。

「代書は代筆ではない。代書とは依頼者が望まれえることや解決方法を整理して、法的文章にすること。法律にはあまり馴染みのない依頼者の方のお話をよく傾聴して相談に応じ、法的に整理して契約書や協議書を作成してお示しすると、依頼者の方に『私の言いたかったことはこういうことだ。言いたかったことが全部書いてある』と言っていただけることがある。そのような書類を作成することだ」

 私もこのお言葉を肝に銘じて、行政書士として仕事をしていきたいと思っております。

玉川新行政書士事務所所長・行政書士  関根優司

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